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2014.09.28更新

患者様は10代の女性、アングルの不正咬合分類では、class2にあたります。

来院当初、開口量が20㎜(2cm)。臨床の現場においては平均40〜50㎜患者が殆どである。

数ヶ月前より、度々顎が開かなくなる症状を繰り返していたそうである。

触診により、両側顎関節の動きがほとんど無い。

特に左顎関節は著明であった。筋症状も咬筋、側頭筋、顎二腹筋の圧痛も強い。

 

当院にはMRIによる確定診断ができないために、診査診断を複数のドクターと確認した上で患者様同意のもと治療に取りかかります。

特に、急性症状に対してはマニュピレーション(整復処置)を施して行きます。

 

ここでも、様々な手段を使って患者様の緊張を和らげる事成功へカギとなります。

久しぶりの来院の方やネットを検索して訪れた方になります。どうか安心して身を委ねて下さい。

 

今回も、出来るだけリラックス出来るよう、お昼休みに来院してもらいました。

ただこの時は、全身から緊張感が伝わり表情筋が強張っていました。十分な時間を取ったつもりでしたが一回目は回復しませんでした。

時間の関係上、診療終了後再来院時に2回目で整復完了。

①前処置 ②左顎関節の整復、③右顎関節の整復 ④左右顎関節の確認 ⑤左顎関節の後処置 ⑥右顎関節の後処置 ⑦薬物療法 ⑧スプリン治療へ移っていきます。

開口量38㎜無事に終わってよかったですね。これから再発防止のため原因を究明して治療に当たって行きましょう。

 

 

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