こんにちは
相変わらず、雨が続いていますね
今日は、歯のケガ対処法
についてお話させて頂きます。
遊びやスポーツで顔から転んだり、口をぶつけてしまうと
前歯が抜け落ちたり、折れてしまうことがあります。
歯の根っこには、「歯根膜」(しこんまく)という、歯を支えている
柔らかい組織があります。歯根膜は非常にデリケートで乾燥に弱い為、
口の外では30分程しか生きられません
歯根膜が生きていれば、歯の元の位置に戻り
定着する可能性が高くなりますので、乾燥させないように保存することが
何よりも重要です。
●抜けた歯の保存方法と保存期限
ティースキーパーネオ 学校等にある専用保存液 24時間
牛乳 脂肪分の少ないもの 6時間
唾液 頰の裏側または舌の下に歯をいれる 1時間
生理食塩水 0.9%濃度 1時間
水道水 左記の方法が不可能な場合 30分
※保存期限は目安です。抜けた歯の再生処置は、早ければ早いほど良いため、
期限に関わらずできるだけ早く受診しましょう。
※歯の根っこは触らないようにして保存液に入れます。
歯が地面に落ちて汚れている場合は、水道水で軽くすすいで下さい。
●その他のケガの対処法
1歯を強くぶつけた
腫れや出血がないように見えても、歯の根っこが割れていたり
歯の神経が死んでしまっている場合があります。
しばらくすると歯が変色したり痛み出すこともあるため
受診をお勧め致します。
2歯が欠けた
歯の破片をできるだけ集めて、乾燥させないようにガーゼなどに
包み、受診してください。決して接着剤などで
自分で接着しないようにして下さい。
歯の状態がより悪化する事があります。
3歯にひびが入った
歯に触らずそのままの状態で受診してください。
亀裂が浅いうちは鈍い痛みですが、放置しておくと亀裂が深くなり
痛みが強くなったり、ムシ歯や根っこの感染を引き起こします。
4歯がぐらつく・陥没した
歯に触らずそのままの状態で受診してください。
飲み込む恐れがある場合は、歯を優しく抜いて乾燥させないように
します。出血している場合は清潔なガーゼなどで患部を抑えます。
あわてずに対処をして、すぐに歯医者さんを受診してください