こんにちは
太陽の光が気持ちのいい1日ですね
今日は、ムシ歯治療について
お話させて頂きます。
近年、進行が遅い・止まったムシ歯は、そのままでも
長期に渡って、良好な状態が保てることがわかってきました。
そのため当院では、経過観察の期間を設けて、
患者さんの歯をなるべく削らない治療方針を第一に考えています。
経過観察の期間
歯の状態にもよりますが、基本的には3〜4ヶ月です。
歯科医師の判断で期間が短くなったり、長くなったりします。
経過観察の間は、ムシ歯の進行を遅くする、または、進行をとめる必要があります。
その為には、以下の条件が必要です。
1.不適合な人工物が入ってない
2.適切なブラッシングができて、清潔な口腔状態が保てる
3.適切な間隔でメンテナンスに来院できる
学校や企業、市の検診で「ムシ歯」と診断された場合でも、
当院で経過観察となる事があります。
歯の修復物には寿命があるため、安易に歯を削って詰めると、
再治療の確率が高まります。
修復物の平均寿命
メタルインレー 10.4年
コンポジットレジン 9.7年
4/5冠 9.1年
メタルクラウン 9年
メタルブリッジ 7年
歯を削らずに経過を見守ることも治療です。
ムシ歯(永久歯)を削って詰める場合は、以下の状態に該当する方になります。
1.歯面が乾燥した状態で、肉眼あるいは拡大鏡で、齲窩(うか)
(ムシ歯による実質的な穴)を認める。
2.冷たい物がしみたり、食べ物がひっかかったりするなどの
自覚症状がある
3.見た目(前歯など)がわるい
4.レントゲン写真でムシ歯の病変がエナメル質を超え、
さらに象牙質の1/3を超えている
5.ムシ歯リスクが高い(場合によってはムシ歯リスク検査が必要です)
心配なことがありましたら、スタッフまでお気軽にご相談ください