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2017.05.18更新

こんにちはihi 今日も昨日に引き続き暑いですね汗汗

気温の変化に体がついて行かれない・・・namida

 

今日も雑学ご紹介いたします。

ローマ帝国時代、初期のキリスト教徒は帝国の宗教と皇帝礼拝を拒否したことで、迫害を受けていました。

年代記作家エウセビウスによると、アレキサンドリアの行政官の娘アポロニアはキリスト教信仰を捨て、帝国の信仰に改めるよう求められましたが、それを断り、火刑に処されることとなってしまいました。

アポロニアは暴徒により捕えられ、歯を折られ、生きたまま火あぶりにされそうになりましたが、彼女は逆に自ら炎の中に飛びこんで亡くなりました。彼女は信仰による殉職を市民に示したのです。

炎に焼かれらがらアポロニアは「歯痛に悩む人が私の名をとなえればその苦痛から逃れられるだろう」と叫んだと伝えられています。

そして後年、その堅い信仰心からアポロニアは聖人の列に加えられ、2月9日がその祭日となりました。

当時も歯の病や苦痛に悩まされる人は現在同様たくさんいたため、聖アポロニア祟拝は急速にヨーロッパ各地に拡がっていきました。同時に、ヨーロッパの教会や聖堂にはアポロニア像や数多くの絵画が飾られるようになりました。本来彼女は年老いた婦人でしたが、一般の宗教画と同じく若く顔立ちの整った女性に描かれています。また、その肖像はいつも鉗子を持って描かれ、その鉗子にはしろしろな種類があります。これらの彫刻や絵画を見ると、当時歯の痛みを取り除くにはやはり「抜歯」が一番の治療法だったことが伺えます。

投稿者: マキタ歯科クリニック

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