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2017.07.16更新

こんにちは。 今日もまたまた暑いですね汗

 

たばこが体の健康に悪いということは常識になっていますが、口腔内にも悪影響を及ぼします。例えば、味覚が低下する、口腔ガンの発生率が上がる、ヤニで歯が汚くなる、口臭がひどくなるなどです。

また、最近では「歯周病の最大の因子になる」ことが、次の理由で明らかになっています。

①たばこのニコチンが歯ぐきの血管を収縮させ、血の巡りが悪くなり、歯ぐきに酸素や栄養素が届かなくなる。

②前述の血管収縮作用で歯ぐきがゴツゴツし、また、タール成分やメラニン色素が皮膚や粘膜に沈着して、歯ぐきが黒ずむ。その結果、症状が見えにくくなり治療が手遅れになりやすい。

③白血球の機能低下、ビタミンCの破壊、だ液の減少などを引き起こし、歯ぐきや歯を支える骨を弱くする。

統計では、喫煙者では吸わない方より約三倍歯周病にかかりやすく、約二倍も多く歯が抜けています。しかも、喫煙開始年齢が早いほど進行が早く、一日の本数が多いほど、重症度が高いそうです。

もちろん、たばこをやめることで歯周病は大きく改善されますが、禁煙は決意しても簡単に実行できないようです。それは意志が弱いという理由だけではありません。禁煙には、依存症に対する体と心の両面へのサポートが必要なのです。最近は病院にも、禁煙外来や禁煙教室があり「禁煙指導研究会」のサイトで地域の病院を探せます。また「インターネット禁煙マラソン」も有効です。

たばこをやめたあと、どうしても口寂しくて常に飴をなめ、むし歯になる方もいます。そんな方にはキシリトールガムをお勧めしています。

最近、小学高学年の児童の歯ぐきが喫煙者のようにメラニン色素沈着しているのを目にします。子供に聞くと、両親ともヘビースモーカーである場合が多いようです。どうしても禁煙できないという方は、家族といえども周りの方の健康を考えた吸い方、マナーを考えてほしいと思います

投稿者: マキタ歯科クリニック

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