一般歯科

Cure 虫歯治療について

虫歯治療について虫歯治療について、ひと昔前は虫歯はお子様に多く見られましたが、近年では高齢化に伴い、高齢者の虫歯も増加しています。虫歯の第一発見者は患者様自身である場合も多いのですが、定期的な検診を受けることで早期発見できることがあります。

Cure 当院の虫歯治療について

実は、虫歯の除去は大変高度な治療です。従来は歯科医師の感覚と経験によるものでした。私たちマキタ歯科クリニックでは、効率的・客観的にう蝕除去を行うため、う蝕検知液を使用しています。使用するう蝕検知液はポリプロピレングリコールを基材にした薬剤で、う蝕象牙質のみを染色します。従って、徹底的に感染歯質の完全除去を目指します。

・う蝕除去の進め方
患者様の希望を伺い、年齢も加味しつつ、一本の歯を守るために口腔内全体や咬合(噛み合わせ)も考慮して最終的な目標を立て、治療を進めます。電気診査やレントゲン写真などの診査・診断のもと、10代・20代の若年者には基本的に麻酔下で進めます。また、中高年の方は無麻酔で進めることも多くあります。大きなう蝕(虫歯)に対しては効率よくタービン・エンジンを使い、小さなう蝕にはスプーン状の手用器具で丁寧に除去します。また、レーザーを使用することもあります。さらに、進行性のう蝕に対しては歯髄保護を目的に、上記を2回法・3回法で進めます。

Cure ラバーダム防湿とソフト開口器による防湿

できるだけ安全で確実な治療を目指す中で、ラバーダムと呼ばれるゴムのシートを口にかけて治療する場合があります。また、以下の方には簡易的にシリコン開口器を用いて簡易防湿を行い、安全に治療を進めます。

虫歯の原因

虫歯は歯にこびりついた食べカスに細菌が繁殖し、酸を出していくことに起因します。この酸が歯を溶かして穴を開けてしまい、虫歯になっていきます。

このような細菌の集まりをバイオフィルムといい、歯ブラシで簡単に落とすことができません。特に歯と歯の間や、歯と歯茎の境目などは磨き残しやすく、バイオフィルムが溜まりやすい場所です。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、このバイオフィルムを除去し、虫歯や歯周病を予防することができます。

虫歯の治療方法<レベル別>

C0:ごく初期の虫歯

C0:ごく初期の虫歯

表面のエナメル質が溶け始め、白く濁っている状態です。まだ歯に穴は開いておらず、痛みなどの自覚症状もありません。適切なブラッシングやフッ素塗布による治療が一般的です。

C1:エナメル質の虫歯

C1:エナメル質の虫歯歯の表面のエナメル質がさらに溶けて、黒ずんでいる状態です。痛みはありませんが、冷たいものでしみることがあります。虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療をします。

C2:象牙質の虫歯

C2:象牙質の虫歯エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯が進行している状態です。しみる痛みを感じやすくなっています。治療方法としては、虫歯に冒された部分を削って、インレー(詰め物)で補います。

C3:神経にまで達した虫歯

C3:神経にまで達した虫歯神経にまで虫歯が進行しており、熱いものがしみるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。治療方法は、神経を除去し、神経があった根管内を消毒して薬剤を充填する根管治療を行います。その後、クラウン(被せ物)を装着します。必要に応じて、治療中の感染を防ぐためにラバーダムも使用します。

C4:歯根まで達した虫歯

C4:歯根まで達した虫歯歯がほとんど溶けてしまい、歯の根元まで虫歯が広がっている状態です。神経が死んで痛みがなくなっている場合もありますが、歯の根元に膿が溜まると再び痛むことがあります。この状態では、歯を残すことが難しく、抜歯が必要となることが多いです。抜いた後の治療としては、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどがあります。

当院の虫歯治療

当院では、初期から末期までの虫歯治療に対応しています。

まずはダイアグノデントというレーザー機器を使用し、虫歯の状態を数値化します。そうすることで、患者様がどの段階の虫歯なのかを客観的に把握でき、治療方法やタイミングも明確にすることが可能です。特に初期段階は自覚症状がなくほとんどの人が気づかないケースが多いので、まずは「虫歯がないかどうか」の検診だけでも大丈夫です。

しばらく歯科医院にかかっていない方も一度当院で検診していただくことをお勧めいたします。

Cure 根管治療

根管治療とは?

根管治療とは?歯の中には、神経が通る細い管があります。この管が虫歯によって感染してしまうと、根管治療と呼ばれる治療が必要になります。根管治療は、歯の根元の感染を取り除き、歯を長く使えるようにする治療です。歯の神経の管は、人によって形が複雑なので、丁寧な治療が必要です。この治療をしっかり行わないと、後で歯の根元が腫れたり、歯を失ってしまう原因になることがあります。

神経を守る虫歯治療

神経を守る虫歯治療

新しい治療器具を使用し、痛みの原因をしっかりと見極めながら、繊細な施術を行います。歯根の形状は人それぞれ異なり、特に神経を残した歯の治療では細心の注意が必要です。

歯根管のクリーニングが完了した後、再発防止のための薬剤を充填し、その上に詰め物やクラウンを装着します。クラウンの作製には、CAD/CAMシステムというコンピューター技術を活用し、患者様一人ひとりの口腔状態に適した技工物を提供します。

AIモーターを使った根管治療

AIモーターを使った根管治療

自由診療では、拡大鏡を使用した精密な根管治療を行っており、肉眼では確認できない細部までしっかりと診ることができます。さらに、超弾性Ni-Tiファイルを用いることで、より確実で再発リスクの少ない治療が可能となります。このファイルは、根管内を半自動で清掃する装置「AIモーター」と連動しており、根管治療において効果的な清掃を実現します。

AIモーターは通常のモーターと比較して、症状に応じた6つのモードを搭載しているという点がポイントです。たとえば、モーター特有の根っこの先端の削り過ぎを防ぎ、「術後の続く痛み」や「予後不良」といったリスクを格段に下げることも可能です。

MTAセメントを使った保存療法

深い虫歯で神経まで達してしまうと、これまで歯を抜くしかないと諦めていた方も多いのではないでしょうか。しかし、最近の歯科医療では、歯の神経を残せる治療法が確立されつつあります。

それが「MTAセメント」による歯髄保存療法です。特殊なセメントを使って、虫歯で傷ついた部分を補修し、神経を保護することで、歯の寿命を延ばすことができます。これにより、できるだけ長く自分の歯で過ごせる可能性が広がりました。

デメリット:別途費用がかかる

治療回数:1回程度

治療期間:1か月程度

治療費:11000円(税込)※症状により変動あり

Cure 歯周病治療

歯周病治療とは

歯周病は、歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。虫歯と同じように、口の中にいる細菌が原因ですが、健康な人はこの細菌と上手に付き合っています。しかし、年齢やストレス、病気などによって体が弱ると、この細菌が優勢になり、歯周病を発症することがあります。

こんな方は歯周病に注意

このような症状に心当たりがある方は、早めの診断をお勧めします。

歯周病レベル別治療方法

歯周病の進行度は、主に歯茎にできた歯周ポケットの深さを基準にして判断します。

初期:1mm~4mm程度

日常生活に支障がない段階です。薬剤と適切なブラッシングを組み合わせることで、進行を抑えることが可能です。

中期:3mm~6mm程度

歯が浮くような感覚や、食べ物が噛みにくいといった具体的な症状が現れ始めた段階です。ポケット内をしっかり清掃し、定期的なメンテナンスを行いながら治療を進めます。

末期:~7mm以上

歯がグラつき、最悪の場合、抜け落ちる恐れがある状態です。このレベルでは、必要に応じて歯茎の移植などの外科治療を行うことが求められます。

Cure 予防治療

歯のトラブルを未然に防ぎたい方には、定期的な検診をお勧めします。虫歯や歯周病は、早期発見・早期治療が大切です。定期検診で、小さな変化にも気づき、大きな問題になる前に治療を開始することで、歯の寿命を延ばすことができます。

当院では、患者様にご自身の口の状態を理解していただき、一緒に予防に取り組んでいきます。ブラッシング指導やフッ素塗布のほか、PMTCや「EMSエアフロー」を使ったメンテナンスにも対応しております。

クリーニング(PMTC)

PMTCとは、歯科医院で行う、歯のクリーニングのことです。特別な機械を使って、歯の表面についた頑固な汚れや歯石を、丁寧に除去していきます。ブラッシング粉にはフッ素が入っているものもあり、歯をツルツルにするだけでなく、虫歯予防にも効果があります。

ブラッシング指導

お子様だけではなく、大人の方にも効果的な方法を分かりやすく説明させていただきます。また、衛生士が開発した歯ブラシ+ケア用品のサンプルを待合室に置いてありますので、直接手にとって触ってみてください。高品質なのに、価格は市販のものとそんなに変わりません。

フッ素塗布

虫歯に効果があるとされるフッ素を、歯の表面に塗布します。それだけの治療を行うというよりも、虫歯治療や定期検診時に付随して行っていきます。

EMSエアフロー

EMSエアフローEMSエアフローは、歯周病の原因となる汚れを、水とパウダーの力で強力に除去する機械です。歯ブラシでは落としきれない歯と歯茎の間の汚れも、エアフローならスッキリと落とすことができます。これにより、歯周病のリスクを減らし、歯を長く健康に保つことができます。

メリット

デメリット